お店の広告を出すなら、やはり多くの集客をしたいですよね!
いろいろな方をターゲットにしようと思って、ついつい「男性にも女性にも人気です」や「お子様から大人まで」のように“誰でも当てはまる”表現を使っていませんか?
実はこれ、誰でも当てはまるからこそ、誰にも刺さらない(効果の無い)表現なのです。
今回はこんな広告を作ってしまわないように、広告出稿の際に、出稿主(お店)が気をつけたいポイントをまとめました。
目次
刺さる広告はターゲット設定が詳細にされている!
1. まずはお店のコンセプトを明確に
広告出稿の際にまず振り返るべきは「お店のコンセプト」。
開店時に決めた、もしくは経営してくる中で変化したお店のコンセプトを明確にして、広告の参考にします。制作をする広告媒体の担当者にも最初に伝えることで、その後の意思疎通も楽になります。
これまで明確に定めたことがない方はまず、「誰に、どんなサービスを提供したいのか」を基準に考えてみましょう!
2. お客さま像を冷静に、リアルに想像するべし
さて、上記の「誰に」はお店のターゲットを決める作業。ここでは、お客さま像を冷静に、リアルに想像する「ペルソナ設計」という手法を使うと効果的です。自分のお店が迎え入れたい顧客を明確にし、お客さまに伝えたいメッセージを明確にすることが目的で、広告戦略だけでなく、商品やお店の営業形態なども左右する重要な指標になります。
ペルソナとは下記のようなものです。
マーケティングにおいては、「企業が提供する製品・サービスにとって、もっとも重要で象徴的なユーザーモデル」の意味で使われている。
つまり、お店にとって象徴的なお客さまを指します。
ここで重要なのは「理想的なお客さま」ではなく「象徴的なお客さま」を想像すること。いくらお店にとって都合が良いお客さま像を作っても、実在しなければ意味がありません。あくまでも自分のお店に「来る理由がある」実在しそうな方を想像しましょう。
ペルソナ設計に便利なターゲット想像シートを作成しました。このシートに沿ってお店のターゲットを想像してみましょう。
3. 広告内容のチェックは必ず行い、良いフィードバックをしよう
上記のような過程を経て広告担当者に伝えたらそれで終わり……になっていませんか?
制作は任せきりにせず、出来上がった広告内容は必ずチェックをしましょう。チェックの際はお店のペルソナ(ターゲット)になりきって、「これを見てお店に来たくなるか」を基準にチェックを行いましょう。
しっかりとペルソナが想像できていると、フィードバックもブレることなく行えるはずです。良いフィードバックが無ければ、良い広告はできないと考え必ずチェックを行いましょう。
いかがでしたでしょうか?
ペルソナ設計(お店のターゲット設定)が詳細にできていると、広告だけでなく、商品選びや営業時間といったお店のさまざまな要素も定めやすくなります。
もし、お店の運営に悩んだときは一度このペルソナを振り返ってみると良いかもしれません。