「著作権」。
一度は聞いたことのある言葉だと思いますが、では、どんなものかはご存知でしょうか?
しっかり意識していないと、うっかり著作権侵害して賠償請求される……、なんてことにもなりかねません。
今回はついついやってしまいがちなミスをご紹介するので、ぜひ注意してください!
目次
著作権の基礎知識とよくあるミス
1. 著作権とは
著作権とは、次のようなものです。
知的財産権のひとつ。コピーライトとも呼ばれる。著作物を他人に使用させる許可を与えたり、著作物を財産として所有したりすることのできる権利。ここでいう著作物には、音楽や文章などの他に、ソフトウェアも含まれる。
カンタンに言えば、「他人が作ったものを勝手に利用したり複製したりしてはいけない」ということになります。
ただし、私的利用の範囲においては利用や複製が認められています。テレビを録画したり、本に書いてある文章をノートに複写したり、ですね。
店舗運営者のみなさまに気をつけていただきたいのは「商用利用(お店の宣伝や販促などへの利用)」の場合。
うっかり著作権侵害して賠償請求、なんてことにならないためにも、よくある事例を学んで気をつけましょう!
2. ケース① ブログやSNSに写真をアップするとき
お店のブログやSNSに写真をアップするときは、キャラクターグッズやテレビ画面などが写り込んでいないか注意! テレビの画面をそのままキャプチャしたり、雑誌のページを写真に撮ってアップしたりするのも基本的にはNGです。
著作権は親告罪(被害者からの訴えがあった場合に罪に問われる)なので必ず罰せられる、というわけではないですが気をつけておきたいところです。
3. ケース② 文章や写真を引用するとき
ネットにアップされている写真や、本に書いてある文章を勝手にコピーして使用するのは「盗用」となり、著作権侵害になってしまいます。
利用したい場合にはきちんと出典元を明記し、「引用」を行いましょう!
引用のルールは下記の通りです。
- どうしても引用しないと話が進まない、引用を行う「必然性」がある
- 自分のオリジナルの文章が「主」、引用部分は「従」である
- 引用部分は、ハッキリと他の部分と区別されている
- 引用部分を勝手に改変していない
- 引用させてもらった出典元が明記されている
4. ケース③ フリー素材を使用するとき
お店のチラシやPOPなどを作るときに、ネット上にアップされている「フリー素材」を活用する方も多いのではないでしょうか?
しかし、きちんと「利用規約」をチェックしていますか?
製作者によっては、商用利用を禁じていたり、クレジット(著作権者名)の表記を求めていたりする場合もあります。
フリー素材、といっても権利関係はさまざまなので、きちんとチェックを行いましょう!
下記の記事では商用利用OKの安心して使える無料素材がダウンロードできるウェブサイトをまとめています!
お店の宣伝や販促を行うときにはしっかりと「著作権」を意識して、うっかり侵害、なんてことにならないように注意しましょう!
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