その広告費、実は無駄かも!? 広告を打つ時に気を付けたい“費用対効果”って何だ?

お店を経営するからには自店のことを知ってもらって集客につなげていきたいですよね。そのための手段として広告の利用があげられます。

しかしむやみやたらに広告費をかけても、かけたコスト分の効果が得られていなければ、その広告費は無駄になってしまいます。数ある選択肢の中からお店にあったものを選ぶことが、効果的な広告への第一歩になります。

そんな時に気を付けたいのが、その広告手段の“費用対効果”。聞き覚えはあるけれど、それって何だ?という方もいるかもしれません。

今回は、そんな“費用対効果”を実際の広告にあてはめながら考えていきます。

その広告費、実は無駄かも!? 広告を打つ時に気を付けたい“費用対効果”って何だ?

  1. そもそも“費用対効果”とは?
  2. “費用対効果”はこうやって見る!
  3. それぞれの広告の“費用対効果”の相場

1. そもそも“費用対効果”とは?

費用対効果、と言っても聞いたことはあってもなかなかピンと来ない方も多いのではないでしょうか?

費用対効果とは、「使ったお金(かけた費用)に対してどれだけの効果が得られたか」ということをいいます。

つまり、お金をかけた分の成果が上がっているかどうかを確認するための指標がこの費用対効果だと言えます。

2.“費用対効果”はこうやって見る!

費用対効果を考えるときに、必ず押さえたいポイントが2つあります。それは

  • 何が費用で、何が効果か、を定義する
  • その上で効果を予測して(仮説)、効果を測定する(検証)

ということ。

お店の広告の場合であれば、費用=広告宣伝費効果=実来店・売上・HP等へのアクセス数、認知度向上と置くことができます。

この広告を打つことで来店数・売上・アクセス数・認知度がどのくらいまで伸びるかを想定し、そのための費用がどのくらいか、実際の来店数・売上がいくらだったか、を確かめることで、そこにかけた費用が意味あるものだったか、はたまた失敗だったかを考える指標になります。

3. それぞれの広告の“費用対効果”の相場

費用対効果を見るにはトライ&エラーが基本になってきます。しかし一口に広告、といってもその方法はさまざま。チラシ・ショップカード・ポスター・駅前掲出・看板・Webなどなど……。全部試していると予算がいくらあっても足りない!

そこで、代表的な広告の費用対効果の考え方をまとめてみました! 何から始めればいいか悩んでいる、という方の参考になれば幸いです。

チラシ配布(10,000枚)の場合
【例】製作・配布費:100,000円(デザイン・印刷・配布)の場合

来店者の数に顧客単価をかけたものが売上となるので、効果を来店者数と捉えた場合、このチラシを持って来店された方の人数×顧客単価が具体的な効果となります。

顧客単価が5,000円なら、20人来店した場合、売上は100,000円。制作費とトントンになるという計算ですね。

フリーペーパー広告出稿(名刺サイズ広告、100,000部)の場合
【例】出稿費:50,000円/1回の場合

フリーペーパーの場合もチラシ同様に来店者数×顧客単価が売上となり、顧客単価が5,000円の場合、10人の来店で、かけたコストをペイしたことになります。広告面に掲載するメニューやクーポンの内容を精査し、顧客単価ができるだけ高くなるような工夫が必要となりますね。

ポータルサイト掲載
【例】掲載費:初期費用 15,000円、月額 2,000円~(地域情報サイト「まいぷれ」の場合)

インターネットのポータルサイトへの掲載の場合、月額費用はかかるものの比較的低コストで出稿できるのが特徴です。

たとえば1年間掲載を続けたとしても総広告費は約4万円となるので、1年間で4万円以上の売上を作れればかけたコストをペイできるという計算ですね。顧客単価が5,000円の場合は8人の来店が目安です。

来店以外の効果測定について

一方で認知度という観点で効果を見るとどうでしょうか?

10万部のチラシをまいて「チラシによって初めてお店を知った(=周知としての効果)」という人が10人に1人いたとすれば、1,000人に認知されたということになります。これはつまり潜在顧客の発掘をしたことになります。一度お店を認知した方は後々来店する可能性は低くありません。

実態を把握することは難しいのですが、必ずしも来店者数だけが効果というわけではありません。またインターネット広告の場合はアクセス数を測定できるので、実際にお店の情報が届いた人の数を効果として把握することが可能です。

チラシやフリーペーパーなどは特定のエリアに集中的に広告ができるのが特徴で、オープン時やキャンペーン期間など、特別に広告を強化したいときにスポットで使うのには効果的です。

一方ウェブ広告では低価格で長期に渡る出稿が可能なので、短期間での大きな効果を期待するよりは、長期的な認知度の向上や来店効果を測るのが得策といえます。アクセス数を測定できるので

お店の状況に合わせて適切な広告選びを行うことが重要ですね。


以上、費用対効果についてと、様々な広告手法の費用対効果の相場をご紹介しました。

今回ご紹介したもの以外にも広告手段はたくさんあるので、みなさんのお店にあった手段を探してみてください!

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