お店の宣伝にチラシを利用している方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、そのチラシ、ちゃんとお客様に読んでもらえているでしょうか?
チラシを手にした人は、およそ2秒のうちにそのチラシを読むべきかどうかを判断していると言われています。
その一瞬でお客様にお店の魅力をアピールするためには、お客様の視線の動きを想定し、それに合ったデザインにする必要があります。
チラシを見たときのお客様の視線の動きとは?
- 視線の動きは“Z型”
- 人は大きな文字に目を引かれるもの
- 鮮やかな色から落ち着いた色へと視線は動く
1. 視線の動きは“Z型”
チラシを手にした人は、まず紙面全体を“Z”の字を描くように眺めると言われています。みなさんも、チラシに限らずたとえば飲食店のメニューなどをこのように眺めているのではないでしょうか?
人は“Z型”で眺めたときに自分にとって有益な情報・メリットがないと、たった2秒でそのチラシを読むことをやめてしまうとも言われています。そのため、この視線上(特にチラシの最上部)に見出しやキャッチコピー、訴求ポイントとなる情報を配置し、「このチラシを読んでみよう!」という気にさせるような構成を心がけましょう!
構成を考える時はまずはしっかりラフを描いて、情報の配置が適切かどうかをチェックしましょう。
2. 人は大きな文字に目を引かれるもの
上の画像を見たとき、みなさんはまずどこに目がいったでしょうか?
おそらく、「大きな文字が目を引きます」という見出し部分かと思います。
言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、人は小さな文字よりも大きな文字に目を引かれます。そのため、見出しやキャッチコピーにはできるだけ大きな文字を使用しましょう。
周りの小さな文字との大きさにギャップがあるほどより目を引くことができ、また紙面全体にメリハリが生まれるので、「大きすぎるかな?」というくらい思い切ったサイズにすることがオススメです。
3. 鮮やかな色から落ち着いた色へと視線は動く
色には「誘目性」というものがあり、色ごとに人の目を引く力の強弱が存在します。
一般に暖色(赤やオレンジなどの色)のほうが寒色(青や青緑などの色)よりも誘目性が強いとされ、また鮮やかな色であるほどより強いと言われています。上の画像でいうと、誘目性の強さは「赤色の丸>見出し>本文」となりますね。
人はチラシを見たときに誘目性が最も強い色のところから見ることになるので、チラシの中で最も訴求力の高いポイントには鮮やかな色を使い、注目させることが重要になります。
色の効果については、詳しくはこちらの記事もご覧ください!
せっかくチラシを作るなら、きちんと“読んでもらえる”ものにしたいですよね。
上記のポイントを意識して、より宣伝・集客に有効なチラシ作りを行いましょう!